
その1:フロロカーボン道糸について
フロロカーボン道糸について
今シーズンより導入しているフロロカーボン道糸について、
感じたことを書いてみたいと思います。
まず、メリットについて。
・魚の位置をより正確に把握出来る。
鳥浜パイプ堤をホームにしていますが、やり取りでは大型ほど手前のパイプに突っ込んできます。
その際に気を付けるべき事は、 魚がパイプ間を抜けているのか、
抜ける手前なのかを正確に把握して、対処することにあります。
フロロカーボンの場合、伸びが少なく(擦れにも強く)、パイプに擦れている感覚も明確に伝わってきます。
結果、魚の位置をより正確に把握出来て、ゲット率も上がっ ていると思います。
ナイロンでは、パイプ間を抜けていないとイメージしていても切られたケースが多々あり、
ナイロンの伸びにより、魚の位置に対してイメージのずれがあるのではと感じています。
まあ、垂直ケーソンでは大きなメリットだとは思いませんが、
少なくともストラクチャー周りの釣りでは、メリットになると考えています。
・底のアタリも認識出来るようになった。
条件にもよりますが、底のアタリ(糸が震えるような)が分かるケースが増えたと思います。
底のアタリが認識出来ると何が嬉しいのか!?下記は底釣りのイメージです。
ナイロンだと、
①着底により、糸ふけ。 ⇒アタリの認識無し。
②一律、4カウント待つ。
※ 0カウントだと魚の乗りが悪いケースがあるため、4カウント待つ時があります。
③聞き合わせ。 ⇒あっ、食ってた。
④ヒット。
フロロカーボンだと、
①着底により、糸ふけ。 ⇒あれ、何か糸が振れたような。
②4カウント待つ。 ⇒魚っぽいから、4カウント待ちましょ。
③聞き合わせ。 ⇒やっぱ、食ってた。
④ヒット。
ようは、フロロカーボンの方が釣りの質が上がっています。
効率が上がる要素もあると思います。
但し、情報量が増えることで、その都度、釣り人の判断も必要になります。
シーズン途中で変えると、面食らう事もあるので、ご注意を。。
デメリットについて。
・コストが高い。
黒工のフロロカーボン道糸は高すぎて、使えません。
ヤエン用のフロロカーボン(よつあみ 与一)を使っていますが、
150mで1700円くらいします(ナイロンは150mで1000円くらい)。
その他、感じたこと。
・遠投性はナイロンと変わりなし。
木更津や野島で沖目を狙う時に遠投してます。
使用感はナイロンと変わらなかったです。
・リール落としもナイロンと変わりなし。
深い棚を狙う時、オモリの重さだけでコロコロ落とす方も
いると思います(リール落とし)。使用感はナイロンと変わらなかったです。
・オモリの重さの感覚もナイロンと変わりなし。
フロロカーボン道糸を使用する前は、
フロロカーボンの方が軽いオモリで対応出来ると思っていたんですが、
使用してみるとナイロンと変わり無かったです。
・荒れた時でもナイロンと変わりなし。
フロロカーボン道糸を使用する前は、その張りの強さによって荒れた条件で
アタリが分かりやすいのでは、と思っていたのですが
使用してみるとあまりナイロンと変わり無かったです。
よくよく比べると、メリットが少ないような(笑)
ご参考まで。。